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2020.2.27

気になる補聴器の価格や、つけるタイミングなど。補聴器に関するQ&Aあれこれ

今回は、補聴器購入のカウンセリングでよくいただくご質問の中から、8つをピックアップしてご紹介いたします。

Q1【価格】補聴器の値段っていくらくらいなの?

A1 値段が気になる、というご質問はとても多いです。補聴器の価格は、形状と性能にもよりますが、片耳で5万円〜50万円ぐらいと、かなり幅があります。

補聴器の価格には定期的なメンテナンスやクリーニングなどのアフターサービス料金も含まれています(保証対象外の修理代金・消耗品等は実費)。

補聴器の価格については、下記の記事にも詳しく書かれています。

補聴器はなぜ高価格なのか?その理由と廉価品を買うリスク

「補聴器の価格はどのくらい? 相場と適正価格について

Q2【聴力】若干ことばが聞き取りにくくなってきましたが、まだ補聴器は早いのではないかと思っています。

A2 ご自身の「聴力レベル」はご存知ですか?早めに耳鼻咽喉科を受診し、聴力の検査をしていただくことをオススメします。「聴力レベル」が25〜40dBより悪い、または「軽度難聴・中等度難聴」であれば、難聴の治療もしくは補聴器の使用を検討する必要があります。

音を聞き取る能力と言葉を聞き取る能力は別です。また、聴力レベルが正常でも言葉の聞き取り検査の結果が良いとは限りません。気になることがあれば、まずは耳鼻咽喉科にご相談ください。

日本語は、英語などに比べると、難聴が進んでも比較的聞き取りやすい言語だと言われており、そのため日本では補聴器を早めに装用する方はあまり見られない傾向にあります。ですが、65歳以上の約半数が難聴であるというデータもあるため、早めに耳鼻咽喉科での聴力検査をおすすめいたします。

65歳以上の約半数が「難聴」と言われているのをご存知でしたか?

Q3【小型補聴器】難聴であれば誰でも使えますか?

A3 補聴器の進化は近年目覚ましく、昔に比べると補聴器の形状はかなり小さくなりました。難聴の程度が重いほど、大きな部品(レシーバー)が必要となるため、小型化が難しいという問題がありましたが、現在ではそちらもだいぶ改良されてきています。

とはいえ、適応できる聴力レベルには限りがあります。超小型補聴器は主に軽度〜中等度難聴向けとなりますが、少しでも利得・出力を必要とされる方向けに工夫された製品もありますので、ぜひヒヤリングストアの店頭でご相談ください。

Q4【電池】補聴器の電池ってどれくらい持つの?価格はいくらするの?

A4 補聴器は「空気電池」を使用します。補聴器の形状に合わせて4つのタイプ(PR44,PR48,PR41,PR536)があり、小さいものでは3~5日、大きいもので約1ヶ月持ちます。主に6粒入り1パックで販売されており、定価は1200円程度です。ヒヤリングストア では495円(税込)で販売しております。

電池については、下記の記事にも詳しく記載がございます。

「補聴器の電池交換時期は?~電池の種類や交換方法~

Q5 【電池】使用済み空気電池の処分方法がわかりません。

A5  一般社団法人 電池工業会の「ボタン電池回収協力店」に登録している店舗で回収をしています。ヒヤリングストアも店舗登録をしております。使用済みの空気電池は絶縁処理をして店頭にお持ちください(お手数ですが、一粒ずつセロハンテープでの絶縁をお願いいたします)。

詳しくは電池工業会のサイトをご覧ください。

Q6 【評判】周囲の知人で「補聴器は役に立たない」と言っている人がいるのですが・・・

A6 その方がどんな事情でそのような結論に至ったのかについては、詳しくお伺いしないとわかりませんが、以下のような要因があると考えられます。

・補聴器の選択に誤りがあった

・補聴器の調整状態が良くない

・補聴器に耳垢など汚れが溜まっていて音がしっかり出ていない

・補聴器のトラブルにきちんと対応しない販売店で買ってしまった

・ご自身のきこえの状態と補聴器に期待できる効果とその限界についてきちんと説明を受けていない

・ご自身の聴力レベルが自覚しないうちに低下して補聴器が合わなくなってきている

・補聴器の装着が上手にできていない

・補聴器の使い方をマスターしていない など・・・

これらの要因は、きちんとしたケアや対応で解決できる可能性が高いです。ヒヤリングストアでは補聴器の選択・調整・メンテナンスをはじめ、補聴器を上手に使いこなすためのカウンセリングをしっかり行っておりますので安心してご相談いただけます。

 

Q7 【保険適用】補聴器は保険の対象ですか?

A7  いいえ。補聴器の購入は、健康保険・医療保険・介護保険ではカバーされません。

身体障害者手帳(聴覚障害)をお持ちの方であれば、福祉対応の補聴器が支給されます。

お住まいの地域によっては補聴器購入の助成制度があります。

補助金については下記の記事もご参考になさってください。

「補聴器を買うのに保険は効く?補助金などの制度について」

「地方公共団体による補聴器購入助成制度について(東京都2019年度版)」

 

Q8 【確定申告】補聴器は医療費控除の対象ですか?

A8 はい。医療費控除の対象です。

購入前に「補聴器相談医」のいる耳鼻咽喉科を受診して相談してください。

詳しくは下記の記事にも記載がございます。

「補聴器と医療費控除(2019年 最新版)

 

他の疑問やご質問については弊社サイト内の「よくいただくご質問」をご覧ください。

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