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2017.2.24

補聴器ってそもそも何?補聴器の基礎知識

補聴器の基礎知識

「補聴器」という言葉や、補聴器自体の存在は一般にもよく知られていますが、改めて「補聴器って何?」と聞かれると、なかなか正確には答えられないのではないでしょうか。この記事では、補聴器の基礎知識として、補聴器の定義や、集音器との違いなどをご説明します。

補聴器の定義

補聴器の定義は、機器としてのカテゴライズで言えば「医療機器」であり「福祉用具」でもある「電気製品」です。生活に即した視点で補聴器を定義すると、「耳が聞こえにくくなった場合に、声や音がよく聞こえるようにサポートする機器」となります。

難聴とは?

耳は体の中でもたいへんデリケートな器官です。年齢を重ねることや、負荷をかけることで、機能が低下してきます。この、「耳の機能の低下」がいわゆる「難聴」のはじまりです。難聴と言うと、「耳が聞こえにくい状態」を皆さんイメージされると思いますが、難聴の症状は人それぞれで、小さな音を聞き洩らす程度のものもあれば、大音量のテレビさえ聞こえにくいものもあります。特定の周波数が聞き取りにくいというものも。

いずれにしても、耳が聞こえづらいと、コミュニケーションに直結する部分ですから、生活する上で何かと不便なもの。家族や友人とコミュニケーションが取りにくくなったり、仕事や生活の上で情報を聞き洩らして思わぬ失敗をしたりする可能性もあります。そこで、難聴をサポートしてくれるのが「補聴器」です。

世界で初めての補聴器とは?

補聴器の誕生には諸説ありますが、古代人が木片を利用して集音器のようなものを作っていたという記録もあり、その歴史は予想以上に古いようです。現在のデジタル式補聴器にたどりつくまで、ラッパ型、電池式、真空管式、トランジスタ式、ハイブリッド式……。様々な補聴器が考案されてきました。先人たちは補聴器を進化させることで、耳が聞こえなくなることの不安や不便と戦ってきたのです。

補聴器と集音器ってどう違うの?

よく補聴器と間違えがちなものに「集音器」があります。補聴器と集音器は似て非なるもの。間違えて購入し、無駄な出費になってしまうこともありますから、しっかりと違いを確認しておきましょう。

集音器とは?

集音器とは文字通り、「周囲の音を集めてくる機器」を意味します。音を集めるだけですから、かなりシンプルな機能で、安価なものが多いです。

集音器は音を集めるだけですので、少し耳が遠い程度なら対応可能ですが、声や音に対応した細かい調節機能はありません。つまり、補聴器のように個々の聴力に合わせることができません。日常的に聞こえに悩んでいる場合にはあまりおすすめはできません。

補聴器と集音器の違い

音を集めるだけの集音器と異なり、補聴器は個人の聴力や好みに合わせてフィッティングできるので、より自然な聞こえに近づけることができます。集音器は音漏れによるピーピー音(ハウリング)が起きやすいのも心配な点です。

集音器は医療機器ではありませんが、補聴器は医療機器です。耳鼻咽喉科や、補聴器専門店でしっかりと聴力測定を行い、個々の聞こえに合わせて調整してもらえます。アフターフォローもしっかりしてもらえますから、こちらの方が安心ですね。

集音器はインターネットなどで安価に購入することができ、機能もシンプルなため、すぐ使うことができるのは利点と言えるかもしれませんが、人間の耳はそんなに単純な器官ではありません。集音器は個々の聞こえに対応させることができないので、最初はよかったけどすぐに使わなくなってしまった、という話もよく聞きます。

そもそも補聴器と集音器は比べることのできない別モノと言えるでしょう。聞こえにお悩みの方には、いろいろな面で安心かつ機能的に優れている医療機器「補聴器」を使っていただきたいものです。

補聴器の通販は避けるべき! その理由は……?

補聴器も、実はテレビ通販やネット通販で購入することができます。しかし、通販の補聴器は細かな調整を行ってもらえないことが多く、トラブルもつきものです。補聴器を使いはじめるときは、個々の聞こえの状態に合わせ、適切な音量になるよう調整しなければなりません。そうでないと耳の健康に大きなリスクが生じます。

例えば、耳の状態に合っていない、必要以上に大きな音を聞き続けると聞こえに悪影響をもたらします。イヤホンやヘッドホンを使うとき、外の音が聞こえてくるため、どうしてもボリュームを上げがちになります。その大きな音が原因で聴力が落ちたり、耳鳴りがしたりするようになることがあります。最近の研究ではどのくらいの音をどの程度の時間聞き続けると難聴になるかというデータも報告されており、大音量が難聴を引き起こすことは間違いないようです。

近年、タンスの肥やしになっている補聴器が多いと聞きます。そんな補聴器のほとんどが、調整不足やカウンセリング不足が原因なのです。販売することをゴールとしているお店で購入すれば当然そうなってしまいます。本来は補聴器をお渡しする日が補聴器販売従事者の仕事のスタート地点なのです。

補聴器装着の先延ばしはかえってよくない

普段の暮らしのなかで声や音が聞こえにくくなった場合、補聴器を使い始めるのは早いほうがよい、ということをご存じでしょうか。耳は聞き取る力が落ちてくると、その症状は進行します。各々の聴力にあった補正をした状態であれば現状維持が期待できます。すこし聞こえにくくなった時点で補聴器を使えば進行がゆっくりになる場合もありますし、まだ脳が言葉を聞き取る力を持っていますから、補聴器の効果も出やすいのです。しかし、補聴器を使うのをなるべく後にしようとして先延ばししていると症状はどんどん進行してしまいます。正しい音の情報が入らない期間が長くなればなるほど脳は言葉を聞き取る力を失い、補聴器を着けた時の効果が出にくくなってしまうのです。

お店で日々ご相談やカウンセリングをしている補聴器販売従事者に話を聞くと、世の中にはいわゆる軽度難聴の状態になっている人が多いことを実感します。65歳以上の約半分が難聴者と言われており、若い方も含めると人口の10%にもなります。もう難聴は高齢者だけのものではありません。耳への負荷が大きければ、若者や壮年でも発症します。少しでも異変を感じたら、耳鼻咽喉科で医師の診察を受けるなど、自分の聞こえ方の現状を客観的に把握し、早めに対応されることをおすすめします。

豊富な選択肢から自分にピッタリの補聴器を見つける

補聴器にはいろいろな種類の商品があります。メーカーも日本製から海外製まで豊富なラインナップが市場に存在します。メーカーや機種にはそれぞれ特徴や個性があり、使う人の症状や好みに合わせることができます。

補聴器の形には、代表的なのが耳かけ型、耳あな型ですが、ほかにもポケット型や、眼鏡と一体化した変わり種などもあります。補聴器は基本的に、常に耳に装着しておくものですから、豊富な選択肢から「これこそ自分にピッタリ!」という機種を見つけたいものです。

補聴器は対面販売で

小型補聴器専門店ヒヤリングストアは、補聴器を通販で売ることは絶対にしません。店舗での対面販売に徹しています。また、オーダーメイドイヤホンの取り扱いも一切おこなっていません。それはお客様の耳(聴力)を守りたい・大切にしたいと考えているからです。

ひとことで言えば「まじめに提供する」ということ。代表の清水が難聴者であるからこそ、お客様の聴力を大切にしたいという願いを持っているからなのです。

ヒヤリングストアでは世界シェア90%以上を占める世界6大メーカーと、2020年に日本に初上陸したフィリップス補聴器を取り扱っており、その数は数百種類にも及びます。試聴や無料体験レンタルも可能なので、一度店頭に足を運んでみてはいかがでしょうか。

現在、店内は密を防ぐために予約制をとっているとのことですので、まずは最寄りのヒヤリングストアに問い合わせてみてください。

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