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2026.5.16

補聴器を購入・使用する際の注意点とは?選び方やメンテナンスの方法など長持ちする方法も解説

補聴器の検討する際、多くの方が「本当に聞こえるようになるのか」「高価な買い物で失敗したくない」という不安を抱えています。

補聴器は単に装着すれば良いというものではなく、適切な機種選定や使用環境への順応、そして日々のメンテナンスが非常に重要です。

本記事では、補聴器専門店の視点から、購入前に確認すべきポイントや長く使用するための注意点を客観的に解説します。後悔しない補聴器選びの参考にしてください。

1章目:補聴器の特徴と仕組み

補聴器の特徴

補聴器は、加齢や疾患によって低下した聴力を補い、円滑なコミュニケーションを支援するための精密な医療機器です。

補聴器は一人ひとりの聴力に応じた調整が可能であるのに対し、集音器は周囲の音を一律に大きくする仕組みとなっています。

また、騒音を抑えて言葉を聞き取りやすくする機能や、突発的な衝撃音を和らげる機能が搭載されています。これにより、生活環境に応じた自然な聞こえに近い状態を再現することが可能です。

補聴器の仕組み

補聴器が音を届ける仕組みは、主に3つの主要なパーツによって構成されています。

  • マイク(収音部)
  • アンプ(増幅、信号処理部)
  • レシーバー(受話部)

デジタル補聴器の仕組みは、複数の部品が連携することで成り立っています。まず、マイクが周囲の音を拾い、それを電気信号へと変換します。

次に、その信号をアンプが処理します。アンプは単に音を増幅させるだけでなく、ユーザーの聴力データに基づいて、聞き取りにくい音域を重点的に強めたり、周囲の雑音を抑えたりするなどさまざまなデジタル処理が行われます。

最終的に、調整された電気信号がレシーバーに送られ、再び音として耳の中に届けられます。

現在のデジタル補聴器では、この一連のプロセスが瞬時に行われており、各社が高度な信号処理技術を開発しています。空気電池やリチウムイオン電池が使用されており、これらの部品が耳あな型や耳かけ型の本体に収まるほど小型化されている点も特徴のひとつです。

2章目:補聴器を使用する際の注意点

補聴器を使用する際の注意点

補聴器を安全かつ効果的に使用するためには、以下の点に注意が必要です。

  • 補聴器が水に濡れたり、湿気を避ける
  • 補聴器に衝撃を与えないようにする
  • 使用者の耳に合わせた音量調整
  • 定期的な清掃と点検

これらの項目は、補聴器の故障を防ぎ、装用効果を維持するために欠かせない要素となります。

補聴器が水に濡れたり、湿気を避ける

補聴器は精密機器であり、水分や湿気は故障の大きな原因となります。入浴や洗顔、水泳の際は必ず外す習慣をつけてください。

また、運動による汗や雨天時の湿気にも注意が必要です。寝る時など使用しない時は専用の乾燥ケースや電気乾燥器に収納し、内部の水分をしっかり除去しましょう。

補聴器に衝撃を与えないようにする

補聴器の内部には繊細な部品が凝縮されているため、落下などの強い衝撃は避けてください。着脱時や電池交換の際、ソファに座った状態やテーブルの上など、万が一落としても衝撃が少ない場所で扱うのが安全です。

破損は修理費用の発生だけでなく、聞こえに支障が出る期間を生んでしまう可能性があります。

耳に合わせた音量調整

補聴器の音量は、専門家によるフィッティングに基づいた調整が不可欠です。大きすぎる音は耳に過度な負担をかけ、小さすぎる音では言葉の聞き取りが改善されません。

周囲の環境や自身の聴力の変化に合わせて、最適な音響設定を維持することが重要です。

定期的な清掃と点検

日々の使用で付着する耳垢や皮脂は、音の出口を塞いだり部品を劣化させたりします。毎日のセルフケアとして柔らかい布での乾拭きを行い、数か月に一度は補聴器専門店によるクリーニングを受けましょう。

自分では気づきにくい細かな不具合や音質の変化を早期に発見し、適切なメンテナンスを行えます。

3章目:補聴器のメンテナンス方法と注意点

補聴器のメンテナンス方法

補聴器の性能を維持するための基本的な手順は以下の通りです。

  1. 柔らかい布やアルコールタオルで本体に付着した汗や皮脂を拭き取る
  2. 専用のブラシを用いて音の出口や通気穴の耳垢を取り除く
  3. 乾燥ケースに入れ、蓋を閉めて湿気を除去する

毎日の使用後にこれらを行うことで、音質の劣化や故障を防ぐことが可能です。

補聴器のメンテナンスの注意点

メンテナンスを行う際は、補聴器を傷めないよう慎重な取り扱いが求められます。また、耳垢を取り除く際に針などの鋭利な物を使用すると、内部の部品を破損させる恐れがあります。

必ず専用のケア用品を使用し、汚れが奥に詰まって取れない場合は無理をせず、専門店補聴器販売店に持ち込んで清掃を依頼することが賢明です。

補聴器の管理方法

補聴器を使用しないときは、決まった保管場所に収納する習慣をつけてください。外出先で外したままポケットやバッグに入れると、紛失や破損のトラブルに繋がります。

自宅では、直射日光や高温多湿を避けた涼しい場所で、専用の乾燥ケースに入れて保管してください。

また、ペットがいる家庭では、犬や猫が補聴器を噛んで壊してしまう事例も多いため、蓋が閉まる棚の中など安全な場所を選ぶことが重要です。

関連記事:補聴器を紛失したらどうすればいい?紛失した補聴器の探し方や見つからない場合の対応方法を解説

4章目:補聴器の正しいつけ方

耳掛け型補聴器のつけ方

耳掛け型は、まず補聴器本体を耳の後ろに乗せるように引っかけます。次に、耳栓(イヤチップ)や耳型を採って作ったイヤーモールドを、耳の穴の奥までしっかりとはめ込みます。

この際、耳を少し後ろに引っ張りながら入れるとスムーズに装着できます。最後に鏡を見て、本体が垂直に安定しているかを確認することが正しく装用するためのポイントです。

耳あな型補聴器のつけ方

耳あな型は、左右の向きを正しく確認し、本体を指でつまんで耳の穴に差し込みます。自身の耳の形状に合わせて作製されているため、軽い力で押し込むとフィットする位置に収まります。

装着後に自分の声が不自然に響いたり、ハウリング(ピーピー音)が発生したりする場合は、浮きが生じている可能性があるため、再度奥まで入れ直して密閉状態を確かめることが大切です。

5章目:補聴器を購入する際の注意点

補聴器を購入する際の注意点

補聴器の購入にあたっては、単に価格やデザインだけで決めるのではなく、以下の点を確認することが重要です。

  • 自身の聴力や生活様式に合った補聴器を選ぶ
  • 補聴器の専門知識を持った資格者が在籍する補聴器専門店に相談する
  • 購入後の調整やアフターケアの体制を確認する

これらのポイントを押さえることで、購入後の満足度を高め、失敗を防ぐことができます。

聴力や生活様式に合った補聴器を選ぶ

補聴器は、個々の聴力の度合いや、主にどのような場面で聞き取りを改善したいかによって選ぶべき種類が異なります。

静かな室内での会話が中心なのか、騒がしい屋外や会議での使用が多いのかなど、自身のライフスタイルを具体的に伝えることが大切です。

また、手指の操作性なども考慮し、実際に試聴を行って扱いやすさを確認してください。

補聴器の専門知識を持った資格者が在籍する補聴器専門店に相談する

補聴器は精密な医療機器であり、適切なフィッティングには高い専門性が求められます。認定補聴器技能者や言語聴覚士といった専門資格を持つスタッフが在籍しているかを確認してください。

正確な測定やカウンセリングを通じて、医学的・客観的な根拠に基づいたアドバイスを受けられる店舗を選ぶことが、安全で効果的な装用への第一歩となります。

購入後の調整やアフターケアの体制を確認する

補聴器は購入して終わりではなく、使いながら音を微調整していくステップが不可欠です。

耳が新しい音に慣れるまでのサポートや、定期的なクリーニング、故障時の保証内容が充実しているかを事前にチェックしてください。

自宅や職場から通いやすく、些細な悩みでも気軽に相談できる信頼関係を築ける店舗であれば、長期間安心して使い続けることが可能です。

関連記事:補聴器の調整の重要性とは?調整方法や頻度などを解説

6章目:補聴器の選び方のコツ

補聴器選びで最も大切なのは、自身の「聞こえの不自由さ」を正確に把握し、それに適した形状と機能を選択することです。まずは、目立ちにくさを優先するのか、操作のしやすさを重視するのかといった優先順位を明確にします。

また、予算に合わせて無理のない範囲で選ぶことも継続使用のコツです。最新の多機能モデルは高価になる傾向がありますが、自身の生活環境において本当に必要な機能を見極めることで、コストパフォーマンスの高い1台を見つけられます。

実際に試聴し、装用感や音の響きが自分に合うかどうかを体感した上で決定することが、納得のいく補聴器選びに繋がります。

補聴器選びは、聞こえの改善だけでなく、生活の質を向上させるための重要な決断です。しかし、多くの種類がある中で、自分に合った補聴器を選ぶのは難しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また補聴器は、購入後の調整やメンテナンスが重要です。定期的な聴力測定やクリーニング、故障時の対応など、手厚いアフターサポートを受けられる販売店を選ぶことも大切です。

ヒヤリングストアでは、お客様おひとりお一人の聞こえの状態やご希望に合わせた最適な器種選択ができるように最新の設備を取り揃えております。

聴力状態を確認しながらの無料カウンセリングも行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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