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2025.5.16

補聴器のレンタルとヒヤリングストアの制度 メリット・デメリットを紹介

補聴器の購入を検討しているけれど、いきなり高額な費用をかけるのは不安。販売店によっては補聴器の長期レンタルサービス(リース)を利用する方法もあります。長期レンタルサービスなら、購入よりも気軽に試せるというメリットがありますが、一方で注意すべき点もあります。今回は、補聴器のレンタルのメリット・デメリットと当店の制度について詳しく解説します。

1章:補聴器のレンタルサービスとは

補聴器のレンタルサービスとは

補聴器のレンタルサービスとは、月額料金を支払うことで補聴器を一定期間借りられるサービスです。販売店やメーカーによってレンタルの条件は異なりますが、一般的には以下のようなサービスが含まれます。

  • 補聴器の貸出
  • 聴力測定や調整
  • 操作方法の体験

補聴器のレンタルには短期と長期がある

補聴器のレンタル期間は、大きく分けて短期レンタル長期レンタルの2種類があります。

短期レンタル(数日~数週間)
  • 短期間で複数の補聴器を試せる
  • 一時的な使用やイベント時に便利
  • 価格は無料~5,000円程度
長期レンタル(1か月~数年)
  • 長期間じっくり試せる
  • 月額料金が安めに設定されることが多い
  • 価格は月額3,000円~10,000円程度

レンタルを選ぶか購入するかは、補聴器を使う目的や予算 によって変わります。

2章:補聴器レンタルのメリット

補聴器レンタルに関するメリットは主に4点あります。

  • 補聴器購入前に装用感を確かめられる
  • 充電操作や電池交換の方法を体験できる
  • 最新の補聴器を試せる
  • 専門家のアドバイスを受けられる

補聴器購入前に装用感を確かめられる

補聴器は高価な医療機器であり、購入後に「思っていたのと違った」となるリスクがあります。自宅や職場など、実際の生活環境で補聴器の効果や使い心地を試せます。

充電操作や電池交換の方法を体験できる

補聴器には様々なメーカーや機種があり、それぞれ音質や機能が異なります。レンタルサービスを利用すれば、複数の機種を比較検討し、自分に最適な補聴器を見つけられます。

最新の補聴器を試せる

補聴器は技術革新が早く、次々と新しい機種が発売されます。最新機種を試せる場合もあります。常に最新の補聴器を利用したい方におすすめです。

専門家のアドバイスを受けられる

専門家による聴力測定や補聴器の調整、使用方法の説明を受けられます。

3章:補聴器レンタルのデメリット

補聴器のレンタルは、購入前に試せる便利なサービスですが、いくつかのデメリットも存在します。以下に、補聴器レンタルの主なデメリットを挙げ、それぞれについて詳しく解説します。

  • 補聴器を長期間レンタルする場合は購入よりも費用がかかるケースが存在する
  • レンタルできる補聴器が限られている
  • 自分の補聴器ではないため慎重に扱う必要がある
  • 国や自治体の補助や助成金制度は利用できない
  • 既製品のため補聴器の効果を発揮することが難しい
  • レンタル期間では効果を感じにくい

補聴器を長期間利用する場合は購入よりも費用がかかるケースが存在する

レンタル期間が長くなると、購入した場合よりも総費用が高くなることがあります。特に、数年単位でレンタルを続ける場合は、購入を検討した方が経済的な場合もあります。

実は補聴器は非課税商品なので購入の場合は税金の支払いは必要ありません。一方で、レンタルはサービスにお金を支払うので消費税が必要。

レンタルできる補聴器が限られている

レンタルサービスで提供されている機種は、販売店やメーカーによって異なります。一般的にオーダーメイドの耳穴型補聴器はレンタルサービスを利用することができない。

自分の補聴器ではないため慎重に扱う必要がある

レンタル補聴器は、不特定多数の人が使用するため、自分専用の補聴器ではありません。そのため、衛生面や耐久性に不安を感じる方もいるかもしれません。

耳かけ補聴器の場合、マスクや眼鏡と干渉する為紛失してしまうリスクが高い。

国や自治体の補助や助成金制度は利用できない

公的な補助・助成金の条件は購入をすることが前提。基本的にレンタルには適応されません。

  • 自治体独自の助成制度
  • 補聴器購入と医療費控除
  • 障害者総合支援法による補装具費支給制度

詳しくはhttps://www.hearing-store.com/column/2024/11/12/14301/をご参照して頂ければ幸いです。

既製品のため補聴器の効果を発揮することが難しい

人の耳には、生まれつき「音を自然に集める働き」が備わっています。しかし、耳かけ式補聴器ではマイクが耳の上に位置するため、この自然な集音機能が失われてしまいます。さらに大きな問題は、「耳の穴の形と既製品のイヤチップ(耳栓)の形が合わない」ことによる音漏れです。音漏れが起きると、特に低音域の音をしっかり届けられず、補聴器本来の性能が発揮できません。また、フィット感が悪いと「ピーピー」といったハウリングが発生しやすく、使用感にストレスを感じる方もいらっしゃいます。その点、オーダーメイド補聴器であれば、耳の形状にぴったり合った設計となるため、音漏れやハウリングのリスクを最小限に抑えることができ、快適で自然な聞こえが実現しやすくなります。

短期間では効果を感じにくい

 

聴力は30代から徐々に低下していると言われています。補聴器は、そういった何年もかかって低下した聴力を補うものですので、一度の調整で快適になることは少ないです。定期的に聞こえの測定や微調整を重ねていき、徐々に脳へ音を慣らしていくことで、ご自身の耳に合ったより良い補聴器へと変わっていきます。

4章:ヒヤリングストアの制度でレンタルより安心

 

 

 

ヒヤリングストアでは、お客様一人ひとりの耳の形と聴力に合わせたオーダーメイドの補聴器を適切に調整することで本来の効果を発揮すると考えているため、レンタルよりも購入をおすすめしています。

当社は、長期レンタルサービスは提供していませんが、お客様に安心して補聴器をご購入いただくために、以下の制度を用意しています。

無料の貸出制度

  • 自宅や職場などの実際の環境で補聴器を試せる
  • 生活音や会話の聞こえ方を確認できる
  • 店舗での試聴だけでは分からない使用感をチェック

※補聴器の効果を最大限に引き出すためには、通常2~3か月程度の期間が必要です。

※貸出の際は、身分証明書のご提示と、保証金として2万円をお預かりし、補聴器返却の際にご返金いたします。

2か月間の返品制度

実際に使用してみて「合わない」と感じたらご返品いただけます。ご返金の際の、購入代金は全額返金いたします。じっくり使ってから判断できるので安心。

2か月間の器種交換制度

購入後、「別の機種の方がよかったかも…」と感じたら器種交換ができます。

例)耳穴タイプ→耳掛けタイプへ変更 器種ランクの変更など

聞こえの変化に合わせて適切な補聴器を選び直せます。

5章:ヒヤリングストアの想いと安心の補聴器選び

補聴器は、ただ「音を大きくする機械」ではありません。
聞こえを改善することは、家族との会話を楽しむこと外出先でのコミュニケーションをスムーズにすること、そして日々の生活に安心と自信を取り戻すことにつながります。私たちヒヤリングストアは、『目立たない』『見せない』にこだわった小型補聴器の専門店です。

実は、当店の代表自身も27歳のときに耳の病気をきっかけに聴力を失い、主治医の勧めで小型補聴器を使い始めました。
最初は、「補聴器をつけている」と思われることに強い抵抗があったといいます。
しかし、実際に使ってみると、周囲には気づかれず、聞こえる安心感が大きな自信へとつながったと語っています。

そんな実体験から、「自分と同じように悩んでいる方々が、安心して相談できる場所をつくりたい」「補聴器がメガネのように身近な存在になる社会をつくりたい」そうした思いで、ヒヤリングストアはスタートしました。

だからこそ私たちは、単に補聴器を販売するのではなく、聞こえに悩む方々の生活全体に寄り添うパートナーでありたいと考えています。当店では、専門スタッフによる丁寧なカウンセリングと、継続的なフィッティング調整を行い、お客様が「これなら続けられる」と思える補聴器選びをサポートいたします。

ヒヤリングストアは、これからも皆さまの「聞こえ」を支え、快適な日常を取り戻すお手伝いを続けてまいります。
補聴器のことでお悩みの方は、ぜひ一度 ヒヤリングストア にお越しください!

あなたにぴったりの補聴器を、一緒に見つけましょう。

店舗情報

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