【対談】補聴器愛用者として伝えたいこと

対談

ヒヤリングストアの社長、清水大輔は耳の病気が元で学生の頃から聴力の低下が始まり自身も長年の補聴器ユーザーである。また、元々ヒヤリングストアの顧客として来店していた自由が丘店・店長舛川も補聴器ユーザー。

補聴器を提供する立場である前に、自身も補聴器ユーザーであるからこそ、分かることがある。補聴器を必要としている方のことを理解している2人が、同じ補聴器ユーザーとして伝えたいメッセージをお送りします。

対談者プロフィール

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    小型補聴器専門店ヒヤリングストア代表

    清水 大輔Daisuke Shimizu

    27歳の頃より自身も補聴器を使用する。目立たない補聴器との出会いによって”聴こえの悩み”を解消。「同じ悩みを持つ方々に良く聴こえる喜びと安心感をご提供したい」というのがヒヤリングストア出発の原点。自らも店舗に立ち、原点となる想いを忘れることなく、補聴器ユーザーのお悩み解決に腐心する毎日を送る。

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    二子玉川店店長

    舛川 洋恵Masukawa

    ヒヤリングストアとの出会いは客として訪れたことから始まる。補聴器が必要となった当初は落ち込むも、その時に出会った社長の清水に小型補聴器を勧められたことから補聴器に対する考え方が変わる。ユーザーから提供する側にもなり、ユーザーの気持ちがわかるスタッフとして顧客からの信頼も厚い。

補聴器は万能ではない。当たり前だけどつける側にも努力がいる

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清水:私は補聴器を27歳の時に初めてつけました。それまでは、人の話を聞き直すのが嫌で嫌でしょうがなかった。なので、いつも本当は聞き取れていないのに、前後の内容で想像しながら会話をしていました。取りあえず笑って頷いてみたり、とか・・・。

舛川:私は20代の時に周りから、耳が遠いんじゃないかと言われていました。でも結局、補聴器を使い始めるまでに15年かかってしまいました。今考えると、耳が遠いことを認めたくなかったんでしょうね。そこでいやいやながら補聴器を買いに行った時に、会ったのが清水社長でした。そうです。私はヒヤリングストアのお客さんだったんです(笑)

清水:初めはすごく抵抗してたよね。

舛川:そうでしたね。少し自暴自棄だったのかもしれません。とにかく、大きくても目立っても何でも良いですからと清水さんにお願いしたのですが、「絶対に小さい方が良いよ」と小型補聴器を勧められたのを覚えています。今考えても、小さい補聴器にして良かったなーと思います。

清水:本人は気づいてないかもしれないが、補聴器をつけていると分かった時点で、「補聴器をつけている人」というレッテルを貼られてしまう。これが現実。それはプラスに働くこともあるが、マイナスに働くこともある。相手によってお勧めする補聴器は変わるが、舛川さんは絶対小さくて、見えにくい補聴器の方が良いと感じました。

舛川:私のことを理解して頂き、ありがとうございます(笑)ただ、最初はつけるのが嫌で補聴器を外すことも多かった。実は補聴器は万能ではないんですよね。当たり前ですが、つける側にも努力がいる。つけた瞬間に全ての悩みが解決できるわけではない。私は身を以って経験しているので、それがよく分かっている。補聴器でどのような悩みが解決できるか、そしてどんな努力が必要なのかをお客様にお伝えできるのが私の強みなのかもしれません。

コミュニケーションの取り方もお客様には伝えていきたい

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清水:自分も補聴器をつけているので、それは理解できる。補聴器をつける前は聞き返すのがすごく怖かった。ただ実は耳の聞こえが良い人でも一日2~3回くらいは聞き返しているんですよね。ただ、耳の聞こえが悪い人は、聞き返すことが怖くて、できなくて、結局コミュニケーションがうまくいかなくなってしまう。
それはすごくもったいないことですよね。「えっ?」と聞き返すと相手は嫌な顔をするかもしれないけど、「○○ですか?」と聞くと、聞かれた方はそれほど嫌な印象にはならない。補聴器は万能ではないので、こういうコミュニケーションの取り方もお客様には伝えていきたいと思います。

舛川:最近の話ですが、補聴器に対してかなり抵抗をお持ちのお客様がいらして、ご理解いただくのに7ヶ月近くかかりました。ご家族様が何度もご来店くださり熱心にご相談されて、レンタル制度利用によりご納得いただいて購入されました。今では便利に使いこなしていただいております。こういう仕組みも是非活用していただきたいですね。

清水:他のお客様に、自分の事例や他のお客様の事例を話すと安心しますよね。あ、みんな悩んでいることは一緒なんだって。