補聴器の電池について

補聴器は、非常に小型なうえ、内蔵されたスピーカーなどに安定して電力を供給する必要があるため、特別な電池が使われています。では、一体どんな電池が使われているのでしょう。ここでは、そんな補聴器に使われている電池について、解説していきます。使用するにあたっての注意点なども紹介しているので、こちらも合わせて理解しておきましょう。

多くの補聴器には「空気亜鉛電池」が使用されています。

大きさによって4種類ある中から自分の補聴器にあったものを

補聴器には、「空気亜鉛電池」と呼ばれるボタン式の電池が採用されています。この電池は、サイズの割に容量が大きく、また最後まで電圧が変わらずに使える、補聴器にとって最適の性能を備えています。しかしその性能のためか、一度プラス側に貼られているシールを剥がしてしまうと、使用していなくても、勝手に少しずつ放電してしまうという欠点も。保存の際は、間違ってシールを剥がさないように注意しましょう。

空気亜鉛電池

空気亜鉛電池の種類は、全部で4種類。それぞれ大きさが少しずつ違っており、補聴器ごとに定められている電池でなければ使えません。下記の表からも分かる通り、表面に貼られているシールの色で、どの型番か一目瞭然となっていますので、電池を購入する際は、間違ったものを購入しないように、電池の型番と共に、貼っているシールの色が何色かも覚えておくことをおすすめします。

表

◀ 補聴器用の電池は、小さいもので直径5.8mm、大きいものでも直径11.6mmとかなり小さな作りとなっています。一度パッケージから取り出してしまうと、ケースなどに入れて保管しておかないと、なくしてしまう可能性が高まりますので十分に注意しましょう。

使用済み電池の処分について

セロハンテープで絶縁して回収店へ持っていきましょう

空気亜鉛電池を始めとするボタン電池は、微量ですが水銀が含まれています。そのため、環境保全や再資源化の観点から、そのままゴミ箱に捨てることは出来ません。全国各地の補聴器店や電器店、時計店などに回収ボックスが設置されていますので、このボックスに捨てましょう。

ボタン電池

捨てる時は、セロハンテープでプラス極とマイナス極を覆うように貼って、完全に絶縁した状態で回収ボックスに入れてください。そのまま捨ててしまうと、他の電池と端子同士が触れ合うことで、充電や過放電を起こしてしまい、破裂したり発火する恐れがありますので、ご注意ください。

ヒヤリングストアはボタン電池回収協力店です

ボタン電池回収協力店

一般社団法人電池工業会(BAJ)では、使用済みとなったボタン電池の回収とその適正処理をおこなっています。ヒヤリングストアは、この取り組みに参加、協力店として、ボタン電池の回収を店頭でおこなっています。各店舗に、丸い缶タイプの回収ボックスを設置しておりますので、使用済みボタン電池がございましたら当店までお持ちください。そうして貯まった使用済みボタン電池は、BAJが定期的に引き取り、適正処理を行っております。

補聴器の異常を感じたら、まずは電池の交換、そして音の出入口のクリーニングをお試しいただき、それでも改善されない場合、また気になる点があるようでしたら、ヒヤリングストアまでお越しください。専門のスタッフが、お持ちくださった補聴器をしっかりとチェックさせていただき、問題がある場合は修正したり、メンテナンスに関するアドバイスをさせていただきます。

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  • 冬場における空気電池の使用上の注意

    空気亜鉛電池は、周囲の空気(酸素)を取り込み、電池内部で化学反応を起こすことで電気を発生させる構造となっています。そのため二酸化炭素の濃度が高い場所や、乾燥している場所に電池があると、本来の性能の発揮出来ず、使用可能時間が大きく減ってしまう場合があります。 例えば、保護シールを剥がして乾燥ケースに電池を入れてみると、たった12時間で電池寿命は、通常の54~65%まで減少。また換気状態の悪い部屋でヒーターやストーブを2~3時間使用した場合も、同じく電池寿命は54~65%まで下がってしまいます。またその他、気温が低すぎる状態でも発電能力が下がってしまいます。 乾燥しがちで、暖房にも頼らざるをえない冬場に空気亜鉛電池を使用する際は、乾燥しすぎていないか、二酸化炭素が増えすぎていないか、また気温が下がりすぎていないかという点に注意しましょう。

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